「そう言えば、社長へのお話しと言うのは?」 「えっと~まぁ、界く……ウチの所長についての相談なんですけど」 「私には話せない内容の様ですね。解りました。社長に伺ってみますので、お待ち下さい」 泉を会議室に案内すると、勇はいそいそと出て行ってしまった。 泉は緊張の糸が切れたかの様に、深くため息をついた。