「え~。メイ連れてっちゃうの~? 界くん1人で行ってきなよ~」 イオが唇を尖らせて不満を抗議した。 「うるせぇ居候め! 泉、コイツの面倒しっかり見とけな!」 「アイアイサー♪ ほら、イオ! これまず記入してっ」 「しょうがないな~。どれどれー? ってイズミの仕事じゃんこれ~!!」 イオは泉とふざけながらも、界と盟が事務所から出て行く所を意味あり気な視線で見送っていた。 これが黒菱興信所の最後の穏やかな朝であった。