HEMLOCK‐ヘムロック‐


「父は知っていたんだな。だから『紅龍會』と、俺宛ての遺書に遺した」


 界と盟はそこで礼二が紅龍會を知っている理由に納得した。
彼が界と盟の秘密にこだわる理由。礼二は冷たくも、何時も2人を心配していた事を界と盟は改めて痛感した。



「父は紅龍會やHEMLOCKを調べていた。その過程で盟と出会い、養女にした。違うか?」

「……そうだ。親父は俺の為に紅龍會の捜査を始めたんだ。
行方不明の俺の妹――『まり』を捜す為に。そして繋がったのが紅龍會だった」


 界の話をこの場に居る全員が静かに聞いていた。