私の名前は<御影 葵>
高校二年生。



今日は運悪くも、俺様暴力教師
<近江 壱夜(22)>こと通称イッチーに
捕まってしまいました。



今からこなさなくてはならない課題の量を
考えると、地獄を見てしまいそうです。









「たのもーっ!!!」



ガラガラと理科室の扉を開けると、やはり待って
いましたといわんばかりの蔓延の笑みを浮かべる
イッチーが立っていた。



「ふうーっ。やっと来たか。
見ろ!!この課題の山を!今日はこれ全部やるまで
家に帰さんからな。」



「ええーっ!?ありえないでしょ、この量は。」



「当たり前だっ!今まで俺から逃げてきた罰
なのだからな!!なんせお前のせいで俺は・・・
5キロも痩せてしまったんだぞ!!」



「よかったじゃん。イッチー、ダイエット
出来て。」



「よくねーよっ!普段からスリムなこの俺が、
痩せたらガリガリになっちまうじゃねーか!!」



「はいはい、わかりました。ごめんなさいっ!」



「うむ、わかればよい。」