「伊沢さ〜ん。調子はどう?」 目を覚ますと保健室の先生の顔があった。 時計を見ると、もう夕方の4時。 私そんなに眠ってたんだー…。 そういえば、朝よりもずっと体が軽くなった気がする。 「大分調子いいです。」 私がそう答えると、保健室の先生は優しく微笑んだ。 「そう。よかったわね〜。じゃあ、もう一度熱を測って。」