「でもソフト部の主将ならあんくらい避けろよな〜。じゃあなっ!」 和也は私の頭をポンッと叩いて帰って行った。 「な、な何よっ!」 こんなことを言いながらも心の中では心地良い安心感があった。 和也が私をからかってくれることで何だかホッとするっていうか…。 和也だけは変わらないっていう安心感かな…? きっと和也がいなかったら当たり前の毎日が当たり前じゃなくなっちゃう。 私は雲一つない青空を見上げて笑った。