「テ…テメェ〜!!!!」


吉良が内ポケットに手を入れた。


その時


ザッザッザッザッ


『ちょっとキミ達、前通るよぉ♪』


『茶羽!?』


俺達と吉良の間を、小柄で童顔な男を先頭に6〜7人の男達が通って行った。


茶羽の学ランを着た男達は、計6〜7人で【横浜-DEEP-】の溜ってるゲーセンに入って行ったのだ。


警察もビビッて手を出せない連中に、6〜7人で挑んで行くなんて。


俺もKも、もちろん吉良も呆気に取られた。


男達が入ってすぐ、ゲーセンのガラスが割れ、中から【横浜-DEEP-】の奴が飛び出して来た。


茶羽が中で暴れているのが、割れたガラスの間からチラチラ見える。


吉良は慌ててゲーセンに走って行った。


俺とKも走った。


30人以上いる【横浜-DEEP-】の連中を、次々と倒していく。


特に、さっき先頭を歩いてた小柄で童顔の男は、めちゃくちゃ強かった。


体は小さいが、力が半端じゃない。


パンチ力、キック力、共に凄かった。


そして、たった7人位で30人以上居た連中を、あっとゆう間に片付けてしまったのだ。


俺とKは、あまりの凄さに言葉が出て来なかった。