Kはそう言って笑った。


俺はコイツの強さを認めていた。


だから自然と頼ってしまっていたのだろう。


心は決まった。


その後、俺とKは【横浜-DEEP-】の連中がよく集まっているゲーセンに行った。


ゲーセンの中には黒い服で統一された連中が大勢いた。


『結構居るな…』


『あん中から一人を探すのは難しそうだぞ。』


「おい!!」


『!?』


「何コソコソ中覗いてんだコラァ!!」


そこに立って居たのは、目つきが悪く背の高い学ラン姿の男だった。


「あ゙ぁ!?

お前、この前殺った奴と同じ制服じゃねぇか!!」


『この前殺った…

テメェかコラァ!!』


「仕返しにでも来たのか!?笑"

完全アウェーだぞお前!!笑"」


その目つきの悪い男こそ、のちに恐怖のみで【横浜蜂矢高校】を仕切る


【吉良将一】


である。


『例え殺られても、テメェだけは生きて返さねぇぞコノヤロ〜!!』


「ハハハ!!

格好いいねぇ!!笑"」


ドガッ


Kが吉良に蹴りを入れた。


『余裕ブッこいてんじゃねぇぞゴラァ!!

早くドライバーでもナイフでも出せや!!』