YOKOHAMA★BOYS

『おい吉良…

立てよコラ!!』


「こっ、この野郎〜!!」


『まだまだだぞ!!』


吉良は内ポケットからナイフを取り出した。


「ブッ殺す!!」


『お前は何の為に戦う…

神奈川最強が欲しいなら、勝手に名乗ってろバカヤロ〜!!』


「ハァハァハァ…」


『ただ、お前を最強だと思う奴は一人も居ねぇけどな!!』


「ザケンナァ!!」


吉良はナイフを持ち、相良に向かって走った。


「死ね相良ぁ!!」


ガゴッ


相良の拳が吉良の顔にめり込む。


「グァァ!!」


相良は吉良の髪を掴み立たせ、また顔面を殴りつけた。


ドカッ


「ウァァ!!」


相良はナイフを前にしても全く怯まない。


『もう終りか!?』


吉良はナイフを捨て、素手で相良に殴りかかる。


ガッ


『クッ…

良いパンチ持ってんじゃねぇかよ!!

でもそんなんじゃ、効かねぇけどな!!』


「クソッ!!

なぜ効かない!!!!」


『お前のパンチには気持ちが入ってねぇからな!!

軽いんだよ!!』


そう言って吉良を蹴り上げた。


ドスッ


「うあぁ!!」


ドタッ