ザッザッザッザッ


角を曲がり、蜂矢が現れた。


ザッザッザッザッ


俺等三人は、吉良将一率いる横浜蜂矢高校と対峙した。


空気が凍る。


『横浜総合一年、冴木修斗!!』


『同じく一年、国分洋太!!』


『同じく一年、山木鉄夫!!』


「おい…

三地殺ったのアイツ等か??」


「ハイ。」


「ふぅ〜ん。

よぉ、一年生が何の用だ??」


『お前等、何処に向かってる!?

そっちはうちの高校しかねぇぞ!!』


「ちょっと相良に用があってね!!笑"

悪いんだけど、君達そこ退いてくれるかなぁ??」


『三地の仇を打ちに来たのか!?』


「三地…

あぁ、あのクズか!!

何の為に、あんなクズ野郎の仇打ちなんかしなきゃいけねぇんだ、バァカ!!笑"」


『!?

仲間じゃねぇのか!!』


「仲間??

クックック…

お友達作って神奈川制覇出来っかバカヤロ〜!!」


吉良将一にとって、自分以外の人間は一人の兵隊にすぎない。


一人殺られれば、また一人増やせばいい。


そのくらいにしか思っていなかった。


『なっ!!

アイツは仲間を仲間と思ってねぇんだよ!!』


『アイツについてる連中は、アイツが恐いだけなんだ。』