『強さは間違いねぇよ。

俺はワンパンで終わったんだぞ!汗"

それなのに久保って人は何発くらっても効いてねぇって立ってたんだよ!汗"』


『ホントかよ?

何か微妙だよなロン。』


『だな…

そんなスゲェ奴なら、名前が今まで出て来ないのがおかしいだろ!』


『それは俺も思うけどよ…』


いまいち乗り気じゃない二人に、テツはもどかしさを感じた。


テツは久保の強さを目の前で見たからだ。


あの相良のパンチを何発もくらって立っていたのを。


そして最後、相良龍一とのタイマンを楽しかったと言って帰って行った久保に、自分達と似た感覚を見たからだった。


そこにバキがやって来た。


『ちょっと良いか?』


『おぉバキ!

座れよ。笑"』


『お前等に言わなきゃなんねぇ事があってよ。』


『何だよ改まって…

気持ち悪ぃな。苦笑"』


『いやよ、これ…』


バキは紙袋から吉良にもらった学ランを取り出した。


『うわっ!汗"

金字の大和魂って、吉良のじゃんか!!汗"』