【正面玄関】


バゴッ!


『ぐっぁ!汗"』


クソッ…


やっぱ東城さん強えぇや…苦笑"


『終わりかロン?笑"』


『まだっすよ!!笑"』


ロンは立ち上がり殴りかかった。


右ストレート→左フック→右ミドル。


すると東城は右ミドルを左腕で掴んだ。


『ハッハッハ!バレバレだぞぉ。

どりゃぁぁ!』


ロンの右足を掴んだまま下駄箱に叩きつけた。


『ぐあっ!汗"』


ガッシャ〜〜ン!


倒れる下駄箱にびっくりした野次馬達は、慌てて離れてった。


『クソッたれが…汗"』


【三年教室前】


「やっぱスゲェな…汗"」


「強いし綺麗だ…汗"」


Kのケンカはとても鮮やかで、見ている者を引き込んでいった。


がむしゃらな感じが全くなく、全ての動きが計算されているかの様だ。


相手の力に逆らう事なく動いている姿は、まるで川を流れる落ち葉の様。


『やっぱりスゲェわぁ…汗"』


Kさんの動き、全く無駄が無い…