その頃、総合高校では一人の男がスポットライトを浴びていた。


B組の【三橋健太】とゆう男だ。


この男は今回しか出てこないので、名前を覚える必要はない。


この三橋は、戸塚駅から横浜まで通っているのだが、今朝戸塚駅で通学途中の【広末涼子】を見つけたらしく、カバンの裏にでっかくサインが書かれていた。


冴えない奴から一気に注目の的になっていた。


まさに【時の人】だ。


『良いな…』


『あっ!?何だテツ。』


『俺も【広末涼子】のサイン欲しい…』


『げっ!!汗"』


『俺、広末涼子のファンなんだよ!!笑"』


『そ…そうだったのか…苦笑"』


『よっ、よっしゃ!!

明日から戸塚駅に張って、【広末涼子捕獲作戦】だ!!

なぁ、修斗!!苦笑"』


『そうだな!!

テツの為だ!!笑"』


『マジか!?

ありがとう!!笑"』


三人は明日の朝から戸塚駅で広末涼子を探す事にした。


『フッフッフ……』


『だっ、誰だ!!

さっ…相良さん…』


『フッフッフ…

なるほど、戸塚駅に…笑"』


『いつの間に居たんすか!?汗"』