『だってさ、こんな硬い殻の赤い生き物なんて、普通に食おうと思わねぇべ!!』


「修斗君、面白いね。笑"

ホントそうだよね。笑"」


『あっ!!

そろそろイルカのショーやるぞ!!』


「イルカ見たい。笑"」


『行こうぜ!!笑"』


俺は梨佳の手を握った。


すごく自然に手を繋いだつもりだったが、緊張して手が震える。


そして、あまりの恥ずかしさにすぐ手を放した。


そんな俺の手を梨佳は握ってくれた。


初めて女の子と手を繋いだ。


そして俺等はイルカのショーがやる場所まで行った。


『一番前の席に行こうか。笑"』


「うん。笑"」


俺等は一番前の席に座って見る事にした。


イルカ達はピョンピョンピョンピョン水から飛び出してくる。


『スゲェ…』


「ホント凄いね。笑"」


メインは、喋る白イルカだ。


『うおっ!!汗"

何か塗ってんのかあれ!?

マジで白いぞ!!汗"』


「可愛い…笑"」


すると飼育係のお姉さんが出てきた。


「ハ〜イ。

じゃあ、こん中でイルカに触りたい人〜!!笑"」


元気良く俺等客に向かってそう言った。