「ほら、もう良いだろ。汗"

帰れ!!汗"」


……………


………


「あんま見るなぁ!!!!汗"」


小柄で目のクリッとした15歳の美紀は、不良達からすると天使のように見えたのだ。


『おい、吉良!!

独り占めはズルイだろ!!』


「こんな可愛い子だったなんて…」


『羨ましいな修斗…』


『あぁ、羨ましいなテツ…』


「ジロジロ見んなコラァ!!汗"」


吉良は野次馬達を追っ払おうと、蹴りまくった。


「美紀ちゃん。

男達はみんなバカだけど、女同士は仲良くやろうね。笑"」


「あ、ハイ。笑"」


「私は真琴。

よろしくね。笑"」


「よろしくお願いします。笑"」


吉良将一の彼女とゆう肩書きがつき、相良龍一、佐藤拳士にも顔がきくこの美紀ちゃんは、【横浜最強の15歳】になってしまった。


まぁ、本人はと言うと、相良龍一も佐藤拳士もみんなただの吉良のお友達としか思っていないのだった…