「何だこの変な感じ…

心臓がチクチクしやがる。」


帰り道、俺はあの子の最後の泣き顔を思い出すと、胸が苦しくなった。


今まで生きてきて、初めての感覚だ…


その日以来、何だか胸にポッカリ穴が空いた感じだ。


【一週間後】


朝、学校に行くため家の近くをタバコを吸いながら歩いてた。


「おい、不良!!」


「あ゙!?」


「よっ!!笑"」


「お前…汗"」


吉良の目の前に美紀が現れた。


「この前は悪かったな…汗"」


「ううん…

ありがとう。笑"」


「あれからどうだ!?

まだ殴られたりするか!?」


「お父さん、美紀の事殴ったらまたアンタが来るんじゃないかと思って、何も言って来なくなった。笑"」


「そっか…笑"」


「アンタは不良だけど…

美紀の【ナイト】だよ!!笑"」


「ナ…ナイ……照"

へ…変な事、言うんじゃねぇよテメェ…照"」
ドキドキ


「また危ない時は、飛んで来てくれる!?」


「あぁ。

良いよ。笑"」


「よ〜し、じゃあまずは姫を学校まで送るんだナイト。笑"」


「バ、バカ!!汗"

俺も学校が…」