「チッ…

せっかく暇潰しが出来るかと思ったのによ。」


吉良は舌打ちをしてテーブルに置いてある修斗のタバコを勝手に吸いだした。


「フゥ〜。」


『げっ!!汗"

俺のタバコ…』


「で、なんて奴にやられたのよ!?」


『【範馬大地】って奴。』


「範馬大地って…」


『えっ、知ってんすか!?』


「俺等の地元に居なかったか!?」


「知らねぇなぁ…

タメの奴でも名前覚えてねぇくらいだからな…」


「あの範馬かな…」


『何で知ってんすか!?』


「いや、昔し俺等が中3の時に解散した、【横浜-DEEP-】っつうギャングがあったんだけど…」


『うわ!!汗"

横浜-DEEP-って聞いたことあるぞ!!

人も殺す集団だって噂で有名だったとこっしょ!?』


「殺さねぇよ!!」


「吉良は中3で唯一横浜-DEEP-に居た人間だからな。笑"」


『げぇ!!汗"

そうだったんすか…

どうりで…汗"』


「どうりで何だよ…

人殺しっぽいか!?笑"」


ロンは吉良に首を締められた。


『ぐるじぃっす…汗"』


そしてサキトは話しだした。


俺の知ってる範馬って奴なら、地元は吉良と俺と同じ大和だ。