YOKOHAMA★BOYS

ブォンブォンブォン


校門の方は、バイクの音や車の音がすごい。


近づく俺等に、相手も気付いた。


相良軍団は一気に校門に向かって走り出した。


『いくぞおらぁ〜〜!!!』


『うぉ〜〜!!!!』


100人の男達は一斉に声をあげた。


そして校門に溜っている連中に殴りかかっていく。


石川商工の連中は学校を囲むため、散らばっていた。


すぐさま、相良軍団が突っ込んできた校門に集まるよう指示をだした。


しかし、相良軍団の勢いはすごく校門前に居た連中を次々薙ぎ倒していった。


俺もアドレナリンが出ていた為か、殴られても痛くも痒くもなかった。


さすがにKさんはケンカ慣れしている。


強い。


男達の拳と拳がぶつかり合う。


【ケンカ】とゆうより【戦】だ。


散らばっていた連中も、俺等の所まで戻ってきた。


こっからが勝負だ。


俺は手の皮が剥け、血だらけになりながらも殴り続けた。


相良さんは…!?


俺は相良さんが気になり、辺りを見渡した。


あの人は化物だ。


心配した俺がバカみたいだ。


うじゃうじゃしている人混みの中、片手で人を持ち上げブン投げていた。