負けちゃいけない。

そんなことを思いながら、ボーッとしていたら、

佐藤りかと清水ゆきが
やって来た。

「ねぇ、一緒にトイレ行こ?」

「いいけど。」

本当は、行きたくなかったけどしょうがなくついていった。

トイレに着くと、佐藤達が言い出した。



「お前なんか消えたらいいのに。」


「ブス。死ね」

「なんで学校来んの?」

「お前なんかが居たら空気汚れるから。」

「ほら、早く帰ったら?」

そんな、そんなことを言われながら蹴られる私。

我慢しよう。

私は、悪くないから。

悪いのは、あいつらだから。


大丈夫。

大丈夫。

私はつよいから