「お前の隣の相…」
「相崎だろ」
「そうそう相崎!ちょー可愛い」
帰り道騒ぎながら雅は相崎の話をする
「あっあの子可愛い」
俺はわざと話をそらし相崎とは違う
黒髪で長い髪の毛の子をさした
俺だって雅と同じで相崎を可愛いと思った
「まじだ~!俺恋愛しまくりかもー」
ウキウキする雅
「頑張って~」
切符を買って電車に乗り込む
「お前は机に座ってるだけでかっこい~アドレス知りたい~
とか言われるもんな」
「はぁ?キモいやめろ」
雅が俺の手を握り俺は離す
「そのワイルドさもス・テ・キ~とか言われるんだろ」
雅の妄想にはついていけない
「んじゃ~な」
俺が降りる前の駅で走って出て行く雅
「おう~」
俺は買ったばかりのipodを手にとる
好きなアーティストが歌う恋の歌が流れる
トンネルをぬければ広い海が広がる
「やべ~今日も綺麗」
俺はこの海と一緒に育った