愛香のお母さんの
顔が近づいてくる。


……ど、どうしよ…


「愛香…あんた…駿哉君
の真似でもしてるの?」


「えっ…!?
う、うん!!駿哉
大好きだから…つい、」


そんなわけねぇだろうが!!

「そうならいいわ!
駿哉君に取り付かれてる
のかと思った!
じゃ今から
お風呂入りなさいね?」


「は、はーい」



まただ…
女の喋り方は
まだなれないな…。


すっとベッドから
立ち上がると鏡が
目に入った…。


「俺…ほんとに愛香に
なちゃったんだな…」


そう鏡に向かって
言っていた。


お風呂から上がって
きた俺は…なぜか顔が
あ、赤い!!!


だって…なぁ…
愛香の体だよな?…
や、やめたやめた!!
こんな事思うの!!


俺は机の上に
置いてあった携帯を
とった。
そして愛香(俺)に
めーるした。