いつも学校に行くときは 迎えにきてくれる。 帰りも一緒に帰りたいけど 授業の終わる時間が全く 違うから帰りは無理だった。 だから朝は毎日一緒なんだ。 「行こっ?」 「ちょっと待て ほら、手っ」 手を差し伸べてきた。 拓真の手は本当に 温かくて大きい。 あたしはこの手が大好き…