………ーー。




目を開けると見たことのない天井があった。




上半身を起こして部屋を見渡す。



見覚えの無い部屋に不安が募る。





ガチャ



いきなりドアが開いた。


そこから現れたのは、黒のスーツを着たとってもかっこいい人だった。




「あ!目覚めた?」



「…あ、はい…」



男の人と部屋に2人だと言うのに私は、震えることはなかった。


それよりも彼に見とれてしまっていた。





「ここ俺の会社!君のこと助けようとしたらいきなり倒れるから…家わかんないしつれてきちゃった…いきなりごめんね?」




少し低くて優しい声をもっと聞きたくなる。