もつれる足、 息は荒く、 ユヅキさんの顔は見えない。 外灯に照らされたベンチに、乱暴に座らせられる。 「死にたいのかっ?! もう少しで車に轢かれるところだったんだぞっ!!」 息が苦しい。 体が熱い。 ―――死なないよ!私、ユヅキさんの傍にいるよっ! 苦しくて声にならない。