「あの・・・名前・・・どうして?」 「昨日、店長さんかな? そう呼んでたからさ」 「あ・・・あの」 今、私、耳も顔も真っ赤になってると思う。 顔が、熱っぽくて、視界が滲んでる。 「大丈夫?顔、赤いよ」 そう言って、私の頬に添えられた彼の手は、とても冷たかった。