闇の中の華

フッと腕の力が緩み、光世は体を起こして美帆を見つめた


「っ…」


あまりにも辛そうな光世の瞳に美帆は茫然とした


「光世さん…ごめんな…さい」


美帆の瞳から涙が溢れた