闇の中の華

目の前に白い建物が見えてくる


玄関には園田が立っていた


「…光世様、申し訳ありませんでした」


震える園田の声に美帆が足を止めた。
光世は美帆を見ると辛そうな顔に心が痛んだ


美帆は園田を見つめ、ポケットから携帯を出して差し出した