『やっぱいないか…』



いるわけない


まさや君だって夢を追ってる
一人なんだから



「遊ぼっ☆」


『うん!!!!』


でも会いたかった。


すごく…すごく会いたかった。


なぜかは分からない。

だけどむしょうに会いたかった。



「…夏織ちゃん??」


『…あ、まさや君だあ!!』



ドラマチックにまさや君が
来てくれて


久々の再会に思わず涙が
でそうになった。



「久しぶり」


『久しぶり!!』


「学校頑張ってる??」


『うん!!勉強よく分からないけど』


「っよし!!俺が教えてやる」


『本当!?』


「うん。4年生の勉強なら
大丈夫…なはず」


『かなり微妙な返事じゃん』


「やってやるさ!!明日から
勉強道具持っておいで。
教えてあげるよ」


『うん!!明日からよろしくね』