風のおとしもの。




「雛乃、佳代に構うな」

「でもそういうわけには……」

「昼ハブったりあんな態度とったり、あいつはもう友達じゃない」

「そんな……」


里香さんが私のためを思ってくれてるのもわかる。
でも私はまだ諦めてないんだ。

それに今日の佳代さんは変だった。
村井君と話したからなのかな……。
それはわからないけど、あの刺々しい雰囲気はなくなった気がする。


「てか中庭暑いし、空き教室探すか」

「はい…」


里香さんも辛そうな顔してる。
こんなのダメだよ。
わかってるのに、無力な自分が情けなかった。