風のおとしもの。





「それなら身振りではどうですか?」



大まかにどんなものかわかればいいし、教えてもらえないかな。
あれ。村井君がきつく目を閉じたまま俯いてしまった。
体調不良でしょうか。



「…やっていいわけ?」

「えと、私は知りたいので、出来るなら……」

「………わかった」


言うなり、村井君は私の肩を抱いた。
………えっ?


「お前がやれっつったんだからな……」

「ぁっ……」


前みたいに耳元で囁かれ、いつの間にか制服のリボンが解かれていた。
村井君、何を―――!?

上から1つ、2つとボタンを外される。
村井君の手が肌に触れそうになって、心拍数が上がってく。

そのまま肩口に村井君の手が戻ってきて、びくっと体が震える。

なっ、何か言わなきゃ。
どうしよう、声が……っ。


「ぁっ、あのっ……!」


声が裏返る。
でもそんなこと気にしてられない。
ぎゅっと両目をつむっていると、ふいに頭をなでられた。