風のおとしもの。







「だから、協力します!頑張って早く済ませちゃいましょうっ」

「マジか!なら佳代様も指導してあげるよ」

「ほっ、ほんと?」

「あぁ!」


にっこり笑う佳代さんを見て、美紀さんは幸せそうに頬を緩めた。


「わっ、私も僭越ながらお手伝いします!」

「雛ちゃん68点じゃん」

「はぅっ………」

「みんなでやればいい」

「………ちなみに里香は何点だったのよ?」

「…………49」


里香さんが点数を言うと、一瞬だけ沈黙が出来た。
なんで静かになったのかはわからなかったけど、微妙な静けさになった。


「ふっ」


特に誰からと言うわけではなく。
ただそれだけのことで、みんな大笑いした。
わからないけど何だかすごく可笑しい。
今日はまた帰りに寄り道をすることになって、駅前までの道を大きな声で話しながら歩いた。
周りに迷惑だったかなって思う。
でも可笑しいんだもん。

楽しいなぁ。

友達って、一緒にいるとキラキラに見える。
宝物みたい。