風のおとしもの。







「124人中31位!?」

「びっ、微妙過ぎるけどすごっ!!」

「………普通にすごいだろ」

「今回は久しぶりの試験だったので緊張してしまって、やっぱり一年も机から離れるとダメですね」

「や、普段何位なんだよ」

「大体10番代をうろちょろしています。トップ10の壁は厚くて、なかなか食い込めません」

「……53位を喜んだ私を殴ってくれ」

「ぅえっ!?」


美紀さんには両手で拝まれてしまい、もう何が何やら……。


「………雛、無理はしてないか?」

「え?はい……。……?」

「そうか」


里香さんは含みのある言い方をした。

あ………。
気にかけてくれてるのかな。
お母さんの看病と並行して勉強してたこと。


「次の試験は数学以外全教科お願いします。是非っ」

「みっ、美紀も!」

「えっ、あの、ぇと…はいっ」


頼られては応えるしかありません。
私は誇らしくなって、ちょっとだけ胸を張った。