風のおとしもの。






「なんだぁ、教え甲斐ないなぁ」

「………そういう佳代の英語は何点なんだ」

「………56、だったりして」

「すっ、すみません。私の教え方に問題があったのかと………」

「や、そんなことないから。自己責任です」



後ろ頭をかく佳代さん。
もっと頑張ろう。
次こそもっと上手に教えてあげるんだ!


「てかさ、雛って総合的にはどんなもんなの?」

「えと、順位ですか?」

「みんなで見せっこしよーよ」


あまり乗り気でない美紀さんも誘い、一斉に成績表を出した。


「………っちょ、雛。待って、何これ」

「?」

「や、そんな顔されても……じゃなくて!」


佳代さんだけじゃなく、美紀さんや里香さんも私の成績表を見入っていた。
あれ……なんかダメだったかな。