風のおとしもの。










「村井!!」









ひそひそと小さな声で会話するだけで静かだった教室に、怒声が響いた。
かっ、佳代さん!?


「雛乃に近付くな!」

「っお前には関係ねぇだろ!いちいちしゃしゃってくんな!!」

「あるに決まってんだろ!?友達庇うのに理由なんかいらない!!」

「佳代さん………」

「っ小鳥遊、俺は―――!」




「村井!お前また騒いでるのか!」

「っ」



口論を聞き付けてか、先生がきた。
誰かが職員室に行ったのかもしれない。
どちらにせよ、また村井君が一方的に責められてる。

村井君のこと許すのとは別だけど、この雰囲気だけは好きになれない。