風のおとしもの。










「っはぁ、はぁ、はぁ………」







教室に駆け込み、しっかり扉を閉めてその場に倒れ込んだ。
すぐ息が上がるくせに全力疾走なんかするから、喉が痛い。
でも酸素が欲しい。
肩を上下させていると、教室から物音が聞こえた。


「っ雛!?」


…あ………。
佳代、さん……?
どうして―――


「どうしたんだよ…―――っ!?」


「かよ、さっ、私っ………わたし………!」


安心したら涙腺が緩んでしまった。
さっき泣かないって言ったくせに。
弱い自分に嫌気がさす。


「どうしたんだよ、その格好っ………!?」

「へ……」