「うー!」

「落ち着け、獣か」

「りか、ありがと」

「だぁってー!元はといえば佳代が約束破ったのが悪いんでしょぉ!?」



泣きまねする美紀に、佳代は申し訳なさそうに謝る。



「昨日はごめん。今日は大丈夫だから」

「ほんとにぃ……?」

「ホントホント」


佳代が頭を撫でると、美紀はやっと納得したように頷く。