***
「今日こそは付き合ってもらうからね!」
その叫び声と共に、美紀は登校してきたばかりの佳代へ飛びついた。
「美紀、苦しい……」
「返事聞くまで離さないんだからぁ……!」
背中から腕を回し、ギリギリと締め付ける美紀にタップするが、なかなか緩まない。
「今日は、美紀と、図書室デート、してくれるよねぇ……!?」
「みき、わりとマジでギブっ……!」
「お前はこなきじじいか」
見かねた里香は、美紀を引きはがした。
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