倫子の場合

「何聞きたいことって?」倫子ほら、由美にせかされて倫子は話した。「陸ちゃんと何もないの?」「陸ちゃんとは何もないよ」「隠さないで」「本当に何もないんだ」「本当?」「うん本当だ」「俺がすきなのは倫子だけだから」「信じてるから啓太のこと」「本当に相手を信じてたら信じるって言葉でてこないけどな」
「ごめん」「信じるから・・・・・・・・・・・・・・」「これで疑うの終わりな、俺気分悪い」そういって啓太は屋上から去っていった。
次の授業の前の時間陸ちゃんが倫子に寄ってきた「啓太君と何はなしたの?」「何もはなさないよ別に陸ちゃんには関係がないことだよ」「関係あるよ啓太君のことでしょ?」由美が少し怒った口調で陸を諭した、「もう啓太のことはあきらめるっていったじゃん」「そうだけど」「いまさらなに」「いまさらってまだ私はずっと啓太君のことが好きだから倫子ちゃんに負けないくらい」「啓太君から何も聞いてないの?」「私啓太君とねたんだよ」倫子は一瞬びっくりして声がでなかった。「私は啓太の言ったこと信じるから」「それならそれでいいけど」「啓太君かわいそうだよ倫子ちゃんに振り回されて」「私なら啓太君につらい思いさせないけど」「なんか倫子ちゃん見てるといらいらする」由美が口をはさんだ「言いすぎだよ」「ごめんだけど啓太君かわいそうで」「うん」「ごめん陸ちゃんも傷つけてた私・・・・倫子が泣き出した」
陸ちゃんは「わかればいいよ」「誰も傷つかない恋愛なんてないから」そういってその場を去っていった