啓太のうちから出て外に出ると外は夏だというのに肌寒く北海道を思わせるような陽気だった。啓太が「送るというので家まで送ってもらった」「ありがとう」ぼちぼち二人は歩き出した・・・・・「なんか帰ってきちゃったんだなって思った」「うん東京なんだな」「うん」「あと一週間したら学校が待っているんだよね」「うん」
「夏休み早いな終わるの」「そうだね、でもことしの夏休みはいい思い出たくさん作れたんだと思った」「それもそうだな」「思い出かあ・・・・・・・」「うん思い出」
ばたばたと時間が過ぎ去って一週間がたった。「学校遅刻しちゃう」「早く行きなさい」そう母親にせかされて急いで家を出た。「行ってきます」いきよい良く家を出た・・・