そういって草原の丘の上で二人は指切りをした。未来か~うん未来だよ。柔らかな風が頬をなでていく「気持ちがいいね」「風がなにか僕たちに向かってはなしているみたいだ。「さあ帰ろうか遅くなるといけないから」ゆっくりと今来た道を歩き出した。辺りは曇ってきていまにも泣き出してしまいそうなくらいの空になっている。