「どうしてあの民家に行ったの?」「興味半分」それから根掘りは堀り聞かれた事情聴取が終わったのは8時を回った頃だった疲れきって家に帰るとじいちゃんが心配して出てきてくれた「大変な目にあったのう」「一杯飲むか」「高校生に酒進めちゃいかんが」「こうでもしなきゃ眠れないだろ」そういってじいちゃんは奥からウイスキーの瓶を取り出して来た。ミルクをそのウイスキーに足してシロップをいれてカルーアミルクというカクテルを作ってくれた。それを一口飲み終わると少し落ち着いた。「倫子ちゃんもどうじゃ」そういってさっきまで不安で一杯で泣きじゃくっていた倫子にも進めた。カルーアミルクをゴクッと飲んでようやく啓太も倫子も精神的なものが落ち着いた・・・「でもいったいどうしてあんなところに首吊りの死体があったんだろう?」
「本当にびっくりした」「北海道まで来てこんなことになるなんて」「うん」
「本当にびっくりした」「北海道まで来てこんなことになるなんて」「うん」

