また誰もいない家にただいまを言う。
「…詩紀、意味が解らない。」
『なんで?あそこじゃ寝れないよ。仕方ないから泊めてあげる。』
あそこにノリを放置するほど
私は冷たくないつもりだ。
「や、俺、仮にも男だぞ。」
『大丈夫、護身用で催涙スプレー持たされてるから。』
「…第一、親は?」
『お母さんは看護婦で今日夜勤だから帰ってこないから気にしないで。』
「ちちお『父親なんかいないから。』
思わず冷たくない言い放ってしまった。
どうしよう、この空気。
『…ごめ「気にするな。」
ありがとうと呟いて
ノリを私の部屋に連れていく。
いくらなんでもお母さんの部屋に
ノリを泊めるわけにはいかないから。
『布団持ってくるから、ちょっと待ってて。』
「俺が持つ。大変だろ。」
『じゃあこっち来て。』
2人で私の部屋に布団を運んだ。


