モ ノ ク ロ




『…ノリ。寝れる?』

「や、いくらなんでも無理。」


今の状況を簡単に言うと、
祭りだね。祭。


『響子さん!ノリの布団は!?』


「んなもんいいから酒持ってきなさい酒!!」

『一升とっくに空けたでしょ!?』

話しにならない。

『あきちゃん、ギターなんかしまって!』


「うるさい!邪魔すんな!」

あんたのギターがうるさい。


「あぁ~やっぱり生足はいいねぇ。」

『触んないでよ!!訴えるか─ら!?』

ドスッ


私の後ろにいたノリが
私を引っ張ってノリの足は
克己さんの顔面にめり込んでいた。


「何やってんだ。万年発情期。」

『紫喜に言い付けるから。』

そう言うとガンガン嘘泣きする
克己さんが心底うざい。
ノリは溜め息する始末。


「詩紀、俺のことはいいから寝れば?」

仕方ないか。

『…そうする。こっち。』


ノリの腕を引っ張って
うるさい子供の様な大人を
放置して出ていった。