「ふぇ………」 それまで 商品の値段を かわいくデコレーションしていた アミさんは わたしの顔を見て ぎょっとした。 「わ~! ごめんごめん! 未夢、泣かないで~!」 やさしくわたしの頭を撫でる アミさんの手と ハートのポケットから出された チェリー味のキャンデー。 わたしの涙は すぐにとまった。