メールをするようになり よく話すようになった時だった…… 【裕真―高校どこ行きたいの?】 普通通りにメールをしたんだ。 【俺?分かんない。】 【そっか―】 【つか…こっちに住んでるか自体わかんねし】 この言葉で衝撃が走った。 【…ど…いうこと?】 【いや…高校に入ったら引っ越すかもだし―】 裕真は普通だった。 私は、普通ではなかった それからずっとメールをしていた。 怖い―…告白する前に引っ越してしまったら… 泣きたかった。泣けなかった。