誰でも言える三文字の言葉だが、


勇人も皐月も内緒の言葉のように、


その言葉を大事に思っていた。



その後、勇人と皐月は学校の外で話せなくても、学校の中ではよく話した。



塀越しじゃなくて側で話せる事に二人は幸せを感じていた。



それは中学に上がる前まで続いた。