まったく意味がわからず、 よけいにイライラして、 重い足取りで階段をのぼった。 先生さん来るの早すぎだし~… 休憩したかったよ~…。 扉を開く。 後姿で男の人があぐらをかいて座っている。 ガチャッて言う音に気がついたのか、 こちらを振り向いた。 艶やかな髪がなびく。 そしてゆっくりと立って、 「よぉ、よろしく。」 と軽く手をあげた。 ・・・え?