でも、遼くんが中学卒業した時、



遼くんのお父さんの仕事の関係で急に引っ越す事になっちゃって。






寂しかった。初恋だった。


それから1週間はほとんど泣きっぱなしで、







それから1回も会ってない。







「ふぅん。そんな事があったんだ。
まだ、好きなの?その…遼くんって人。」



「うん。まだ好き。」



だって忘れられない。



声がまだ耳の奥に残ってる。



いつか繋いだ手の感じが残ってる。



「でも、まぁ、今となってはいい思い出!
そのうち忘れるだろうし!」


「でも、また会えるかもよ?」


「ううん。3年待ったもん。
もう会えないよ。」




くよくよしてたってしょうがない。


前に進まなきゃ。


だって今は花の高校生だよ?




恋、しなきゃ!!