甘い君に溺れて




そして端の方にしたっぱのホストに小さく耳打ちをした。



「ならべく京太を他のテーブルに回してくれ。」



「はい。」



その後、空也はNo.1なので指名が立ち続けに入ってなかなかちあきの席に行けずに居た。



「ちあきさーん♪」



「京太さん、指名が…」



したっぱのホストが止めるのを聞かずに京太はちあきの隣に座った。



「京太くん。
こらー指名行かなきゃ?」



「ちょっとぐらい大丈夫だってー♪

ちあきさんと喋りたかったし…?」



京太はズイッっとちあきに近づいた。



「え?
あ、ありがとう。」



「あ、そうだ…

どうしても相談があって…
今度二人で会えませんか?」