「ははっ、顔真っ赤。 深春でも照れたりするんだな」 バカにされたような言葉に苛立って、深春は手元にあった枕を芳隆に向かって投げつけた。 「もー、私は真面目に…」 そこまで言って、深春は黙った。 と、いうよりも、黙らされた。 芳隆によって、口を塞がれてしまったのだ。 ゆっくりと顔が離されて、今あった出来事を理解した深春の顔はますます赤く染まっていった。 「え、え、え!?」 深春は次の言葉が出てこずに、ぱくぱくと口を動かす。